高校生が社会課題の解決プランを考える~こども宅食を事例として紹介しました

Chie Degawa
出川千恵
NPO Florence

NPO法人フローレンスで、「こども宅食」を担当。全国展開を担っています。

新潟県立翔洋中等教育学校で行っている「社会問題の解決プランをつくる〜SDGsを活用した「かしわざき学」〜」の東京研修会のゲストとして呼ばれ、こども宅食の四登が登壇し、トークセッションを行いました。

学校で社会課題を学ぶ

この研修は、地域の課題を見つけ、地域の社会問題の解決プランをつくることを目的としています。

今回の参加は、高校2年生の約60名。

5月から12月まで、月に1回のペースで研修が行われており、生徒たち自身がパソコンや図書館で社会課題を調べ、その解決のための事業プランをつくっていきます。

 

当日は、こども宅食をはじめとした、仕事として社会課題に携わるメンバーが、事業の背景にある社会課題や事業計画の組み立て方などの説明を行い、質問を受けました。

四登は、こども宅食の事業概要や日本の子どもの貧困における現状について、お話ししました。

高校生に向けてこども宅食についての説明を行うことは初めてでしたが、できるだけわかりやすいような言葉を使って、説明をおこないました。

15分ほどのプレゼンテーションの後、グループにわかれて質疑応答となりました。

「こども宅食」は、見えにくい社会課題に向き合う新しい仕組み

生徒たちからは、当日たくさんの質問をいただきましたので、一部抜粋して紹介します。

生徒:課題がたくさんある中で、なぜ「子どもの貧困」というテーマ設定をしたのですか。

四登:この日本で、子どもの7人に1人が経済的に厳しい家庭で育っているということは、あまり知られていません。

子どもの貧困は見えないところで起きていることが多く、行政の支援がせっかくあるのに、経済的に厳しいご家庭に使ってもらうことが難しいという課題がありました。

そこで、私たちは、食品の配達を通じて家庭を見守ることで、ご家庭の変化に気づき、困り事が起きる前にサポートできる新しい仕組みをつくりました。

こども宅食は、複数の団体が連携し、それぞれの強みを最大限に発揮することで実現しています。

関係性を築く上で、大事にしていることは「信頼の積み重ね」

生徒:どうしたらステークホルダーと良い関係を築くことができるんですか

四登:利用者はもちろんですが、寄付をしてくださる企業や個人の皆さま、またこども宅食を運営している私たちもいくつかの団体が連携しており、日頃たくさんのステークホルダーと関わって成り立っています。

私が心がけているのは、どの相手に対しても、「誠実さ」を大事にし、「信頼を積み重ねていくこと」です。

具体的には、相談を受けた際には、優先順位を上げて対応することにより、四登に連絡すると物事が動く、何かが変わる、と感じてもらえると、信頼を積み重ねていくことができると考えています。

新しい企業や団体に会うときは、その企業や団体のことをよく調べます。そして、相手の目的や課題感・狙いを理解した上で交渉を行うことも、連携の上では重要です。

社会課題を解決する事業をおこなうための資金調達の方法とは

生徒:社会課題解決事業の資金調達の手段はどのようなものがあるのですか

四登:こども宅食では、ふるさと納税の仕組みを使っています。

事業によっては、公的な助成費用がつかえる場合もあります。その場合、地域の市町村について調べてみることも重要です。

また、企業の社会貢献活動とも連携し、寄付を得る場合もあります。この場合もやはり、お金の出し手の課題認識や狙いをよく理解することが重要です。

今回のように、学生の間に社会課題に触れる機会を持つことで、社会課題解決を目指していく人たちが今後ますます増えていくことを期待したいと思います!

 

こども宅食では、引き続き、ふるさと納税でご寄付を募っています。ぜひ応援をお願いします。

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