文京区こども宅食初の試み!長期間の習い事をご家庭へ提供!ダイドードリンコ×NSSAが『踊育(だんいく)®』の一環としてオンラインダンスレッスンを提供してくださいました!

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2022.02.17

こども宅食事務局

こども宅食事務局が、こども宅食の歩みや、子どもの貧困についてのニュースをお届けします!

飲料メーカーのダイドードリンコ株式会社とNSSA(公益社団法人 日本ストリートダンススタジオ協会)が2012年からスタートした取り組み『踊育(だんいく)®』。「ダンスを通じて元気になってほしい」との想いから、全国の親子や児童生徒にダンスレッスンを提供しています。

2021年4月~11月には、そんな踊育の一環として、文京区こども宅食にもオンラインダンスレッスンを提供してくださいました。長期間の習い事の提供は、こども宅食としては初めての取り組みです。

なぜ、今回の取組みを実施することになったのか。オンラインダンスレッスンにはどのような反響が寄せられたのか。ダイドードリンコの森下さん、NSSAの寒川さん、ダンスインストラクターの浅井さんにお話を伺いました。

 

東日本大震災の復興支援としてスタートした『踊育(だんいく)®』

――ダイドードリンコさま、NSSAさまのこれまでの取り組みについて教えてください。

(ダイドードリンコ株式会社 森下さん)

森下さん:ダイドードリンコは、国内飲料の売り上げの8割を自動販売機の飲料が占めている飲料メーカーです。地域社会に深く根差している会社のため、地域の皆さまに恩返しをしたい、次世代を担う子どもたちに健やかに育ってほしいという思いが強く、さまざまな社会貢献活動を展開してきました。

寒川さん:日本ストリートダンススタジオ協会(NSSA)は2008年に設立された団体で、2012年の学校教育でのダンス必修化と同じ年の2011年12月に公益法人化しました。主な活動は、学校の先生を対象としたダンスの研修会、子どもたちや高齢者に向けたダンスレッスンの実施です。

活動資金は、ダイドードリンコさんをはじめとする民間企業からいただく寄付金でまかなわれています。ダイドードリンコさんとは、もう10年のお付き合いになりますね。

――ともに『踊育®』をスタートしたきっかけはなんでしょうか?

(『踊育®』の様子 2013年7月撮影)

森下さん:『踊育®』は、2011年の東日本大震災のあと、「ダンスを通じて東北の子どもたちに元気になってほしい」という願いからNSSAさんと協力して始めた『踊育・東北ダンスプロジェクト』が元になっています。2012年の開始以来、これまでに東北地方の800あまりの小学校を中心にダンスレッスンを提供してきました。

現在は東北ダンスプロジェクトに加え、福島県の次代を担う子どもたちに、『親子ヒップホップ教室』を開催しているほか、全国を対象に地域の踊りと現代風のダンスをミックスするグループワークを生徒たちに提供するなど、『キャリア教育プログラム』にも力を入れています。

――今回、文京区こども宅食にお声掛けいただいたのは、どういった経緯からでしょうか。

森下さん:弊社の若手有志から、フローレンスさんをご紹介いただいたのがきっかけで、何か一緒に社会貢献活動を展開できないかと検討したのが最初です。

その中で我々が長年取り組んでいる『踊育®』を通じて、子どもたちに元気になってもらえたらと思い、NSSAさんとご相談のうえで今回のレッスン提供に至りました。

レッスンを重ねるたび、画面越しの子どもたちがどんどん笑顔に

――今回の取り組みでは、こども宅食の利用者さんのうち計26世帯、41名の方にオンラインダンスレッスンをご提供いただきました。レッスンを実施され、どのような感想を抱かれましたか?

(NSSA 浅井さん)

浅井さん:マンツーマンのレッスンだったので、画面越しとはいえ、一人ひとりのお子さんと密なコミュニケーションを取れたのがとても良かったですね。

単にダンスをするだけでなく、お子さんの名前を呼んだり、今日は学校でどんなことがあったかを聞いたりするうちに、お子さんの笑顔が増えてたくさんお話してくれるようになって。複数回レッスンを重ねるうちに、だんだん心を開いてくれる様子も感じられました。

(NSSA 寒川さん)

寒川さん:こども宅食の利用者さんの中には、親御さんがお仕事で忙しくて送り迎えが難しかったり、経済的に余裕がなかったりして習い事を諦めているケースも少なくないと聞いています。そんなご家庭にレッスンをお届けし、喜んでいただけたのはやはり嬉しいですね。

森下さん:今回のレッスンを通して、子どもたちがダンスやコミュニケーションを楽しんだり、少しでも自分に自信を持ったり、生きることへの活力を感じたりしてくれたらと思います。

〈参考〉
ダンスレッスン参加後のアンケート結果とご感想。
前向きな気持ちの変化があったことや、生活の楽しみが増えた、親子間の会話が増えたなど回答いただいています。
※オンラインダンスレッスンは他地域と合同での実施につき、他地域も含めた回答になります

今回も素晴らしい企画をありがとうございました。
コロナで外出や習い事が難しい中、ダンスレッスンは娘にとって貴重な体験となりました。感謝しております。

 

本当に貴重な経験をさせて下さりありがとうございました。
ひとり親の為、送迎や費用の関係でダンスを諦めていたところこのようなプログラムに参加させていただきました。
子どもの適性を再確認することもでき、何より子どもの自信に繋がったことが最高のプレゼントでした。ありがとうございました。

 

本当に良い先生で、本当に良かったです。
子どもが毎週のダンスレッスンを本当に楽しみにしていて、将来の夢とかも今までまだ言ったことなかったのに、ダンサーに絶対なりたい!と言い出しビックリしました。
これからもずっと、先生にダンス習いたいと、終了した今でも言っています。

※いただいた感想を一部加工して紹介しております

――実際に、利用者さんからも前向きなコメントをたくさんいただいています。文京区こども宅食では食を通した支援に加えて、今回ご提供いただいたような体験の機会等もお届けしていますが、ごく自然にお子さんの元気な姿を見守れるこうした機会は、こども宅食としても本当にありがたいです。

習い事を諦めていたご家庭にも、レッスンを気軽に楽しんでもらいたい

――ぜひこれからもこども宅食に関わっていただけると嬉しいと考えております。ダイドードリンコさま、NSSAさまの今後の展望についてお聞かせください。

(NSSA 浅井さんがオンラインダンスレッスンを実施されている様子)

森下さん:弊社の社会貢献活動の方針は「一過性で終わらせないこと」。今回のような取り組みをブラッシュアップしつつ、来年以降も継続できればと考えています。

寒川さん:私たちとしても、ぜひ来年以降も続けていきたいですね。これまで「習い事をさせたいけれど難しい」と諦めていた保護者の方が、今回のレッスンのことを知って「面白そう」「子どもにやらせてみたい」と思ってくださればいいなと思います。

――ありがとうございます。長期的な習い事の提供はこども宅食にとって初めての取り組みでしたが、今回のレッスンがオンライン、かつマンツーマンだったこともあり、利用者さんのハードルもかなり下がったのではと思います。ぜひ継続的にご協力いただければ幸いです。

森下さん:オンラインでの提供だったことで、ご自宅でレッスンを受けることができ、利用者さんの負担を減らせたのは非常に良かったですよね。オフラインも再開していますが、これからコロナが収まったとしても、オンラインの活用はぜひ続けていきたいです。

――オンラインの活用はもちろん、オフラインにはオフラインならではの良さがあるので、今後もしコロナが収まれば、例えばオンラインで個別にレッスンを受け、最終的にはみんなで集まって発表会を実施し、お子さん同士が交流するというやり方もできるかもしれません。その際はぜひ、ご協力よろしくお願いいたします!

 

writing:小晴

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