アイドルとともに社会貢献を。ファンが取り組む新たな「寄付」のかたちとは?

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2019.12.20

こども宅食事務局

こども宅食事務局が、こども宅食の歩みや、子どもの貧困についてのニュースをお届けします!

こども宅食は、ふるさと納税でのご寄付をはじめ、スポーツ観戦チケットのような体験機会のご寄付など、様々な形で多くの方々から支えていただいています。

今回は、ある国民的女性アイドルグループのファンの方々からご寄付をいただきましたのでご紹介いたします。

韓国の米花輪という取り組みを知っていますか?

韓国では、芸能人のファンがコンサートなどの際にお米とお花を一緒に送り、お祝い後、お米は恵まれない方に寄付する「米花輪」という文化があります。

ファン仲間で集まり、毎年彼女たちの誕生日にお花をプレゼントしていた清原さん(仮名)は米花輪に倣い、「今年はお花のプレゼントだけでなく、寄付もしよう!」となり、寄付先にこども宅食を選んでくださいました。

「実はあまり表には出さないんですけど、彼女たち——私たちが応援しているアイドルグループは社会貢献活動に熱心なんです」

清原さんは、寄付に至った理由をこんな風に語ってくれました。

「例えばコンサートに交通遺児のお子さんを招待したり、今でも全国の被災地へ支援を続けていたりいしています。なので、私たちファンも力になりたいと思って。

前にリーダーの子が、大きなコンサートの最後の挨拶で『笑顔の天下をとる』、つまりみんなが笑顔になれることを率先してやりたいって宣言していたんですね。

今思えば、当時彼女はまだ19歳だったんです。『19歳の子がそんなことを…』と胸を打たれました。そして、彼女たちにもらった笑顔を他の人に連鎖したいと思ったんです。

それに私、子育てにつまづいた経験があって。『子育てしづらい社会だな…』って悩んでいたんです。でもただ悩んでいても仕方ないから、何か社会に対して自分ができることはないかなって思っていたんですね。

そんな時に駒崎さんの本を読み、こども宅食を知りました。」

———それでこども宅食へご寄付頂いたんですね。ファン仲間の皆さんとは、どんなお話しをしたんですか?

「今回お花を出した仲間は13名いるんですけど、子どもがいるのは3人だけなんです。

あとは独身の方。どんな所にどんな形で寄付をするかって相談を始めました。

その中で私がこども宅食さんを提案したら『ここがよさそうだ』って賛同してくれて、寄付先に決めました。

今日、『こども宅食さんの取材を受けてくるね』とみんなに話したら『応援する、ということを自然にしたくなる子たちだよ、と伝えてくれ』って言われて送り出されてきました」

——清原さんはご自分でも子育て支援をされているとか?

「駒崎さんの本に感化されて、コンサートの時にイベント託児をしているんです。

私自身、育休中に息抜きできなくて、とても辛かったんです。それで、日々子育てに頑張っているお母さんやお父さん方に、コンサートでリフレッシュしてもらいたいなと思い、取り組んでいます。

子どもを置いてコンサートに来ると、育児放棄って言われたりしてしまう。ネットでそんな声を見て、びっくりして…。そんな社会を変えたいと思いました。ボランティアですが、少しでも子育てしている方々の力になりたいと思っています。

こども宅食さんの取り組みにも共感しているので、今回寄付ができて本当に嬉しいです」

***

こんな風に語ってくれた清原さん。ご自身の経験からこども宅食の取り組みを応援してくださっていること、改めて感謝申し上げます。

こども宅食では、食品物品以外でもさまざな形のご寄付の相談をさせていただいております。あなたらしい応援を考えていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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