子どもたちの笑顔のために!調理しやすく、栄養バランスのよい食品の寄付を求めています
「文京区こども宅食」とは、文京区在住の児童扶養手当受給世帯や、就学援助利用世帯など経済的に困っている子育て家庭へさまざまな食品を直接お届けすることでつながり、見守り、必要な支援につなげていく取り組みです。
富裕層が多いイメージの文京区ですが、支援を必要としている家庭や子どもたちは存在します。
むしろ周囲との比較によって、苦しみや孤立を感じている子どもたちは少なくないといえるかもしれません。
そうしたご家庭のサポートになればと、文京区こども宅食は2ヶ月に一度、食品や日用品等をお届けしています。
配送する食品のほとんどは、企業からご寄付いただいています。
2017年のこども宅食事業スタート直後の配送世帯数は150世帯でしたが、その数は徐々に増え、現在では約670世帯にお届けしています(2021年4月)。
配送世帯数の増加にしたがって、必要となる食品や日用品等の量も増えており、さらに多くの企業さんにご協力をお願いしたいと思っています。
お届けしている品物の一例
お届けしている品物の一例をご紹介します。こちらは2021年2月に配送した際の品物の一部です。
普段の生活を充実させる手助けになることはもちろん、仕事に家事に忙しい子育て家庭だからこそ、少しでも調理の負担を減らせるような食品、また、軽食としてお子さんが一人でも準備できるような品物をお届けしたいと考えています。
利用世帯の98%が「満足」と回答
2020年5月に実施した満足度調査では、98%の家庭から、「調理の手間が省けるようなものが入っていたから」などの声とともに「満足」とのご回答をいただきました。
また、配送世帯を対象にしたアンケート調査をもとにとりまとめた2019年度のインパクト・レポートでは「余剰時間が増加した」との結果も。買い物や調理にかかる時間の短縮によって、自由な時間が増えているようです。
ご家庭の悩み「栄養バランスのよい食卓」に貢献したい
文京区こども宅食利用家庭の食事のお悩みとして「栄養バランスがよくない、偏りがある」が42%と最も多い回答となっています。
2ヶ月に1回のこども宅食ですべての栄養をまかなうことはもちろんできませんが、ご家庭の悩みである「栄養バランスのよい食事」に少しでも貢献できるような食品をより重視してお届けしたいと考えています。
たとえば常温保存できるパウチ野菜や惣菜。下処理済みの野菜は調理時間を短縮できますし、「れんこんのきんぴら」や「里芋の煮っころがし」など、野菜を使った栄養たっぷりの商品は、お皿に出すだけですぐ食べられるだけでなく、お弁当の一品としても活躍してくれるため、忙しい家庭にぴったりです。
他にも、長期保存が可能な食品として缶詰も挙げられます。魚は栄養価が高いものの、調理に手間がかかります。缶詰ならサバやイワシ、ツナなど種類も豊富で気軽に食べられ、成長期に必要なカルシウムなどを補ってくれます。
また、タンパク質やカルシウムを補うのに役立つ食品といえば乳製品や大豆加工品ですよね。一般的に賞味期限が短く、冷蔵で保存しなければなりませんが、中には常温保存可能な牛乳(ロングライフ牛乳)や豆腐などもあります。
支援をご検討いただいている企業のみなさまには、ぜひこのような長期保存可能で栄養価に優れた商品を寄付していただけるとうれしく思います。
こども宅食へのさらなる支援をお願いします!
こども宅食は多くの企業の方々から食品や日用品等の寄付のご協力をいただいて活動しています。
物品の支援をとおして、孤立しがちな経済的に厳しい状況のご家庭とつながりを保ち、必要な支援につなげることもこども宅食事業の目的です。子どもたちの未来を明るく、豊かなものとするためにもぜひ寄付の支援をお願いいたします。
こども宅食では企業の方々から以下のようなご寄付を受け付けております。
●個包装・未開封・密封されており、賞味期限や食品表示法による一括表がついているもの
●賞味期限が2ヶ月以上あるもの(配送方法の都合上、全世帯に約1~2週間かけてお届けするため)
●日用品や文房具など
※衛生上の観点から一度ご家庭にて保管された食品等につきましては受け入れを行っておりません
※時期や内容によっては受け入れが難しい場合もございます。予めご了承ください。
また、すべての世帯に同じ品物を届けることを基本としており、一度に約700世帯分(時期により異なります)ご寄付いただけると大変ありがたく思います。全数は難しい場合でも、一度ご相談いただけると幸いです。
みなさまの温かい支援を心よりお待ち申し上げております。